![cover image of 海外ボランティアの考え方。海外でボランティアしたい人、生活したい人へ。筆者の4年間に及ぶカリブの生活から考える。10分で読めるシリーズ: 本編](https://img1.od-cdn.com/ImageType-400/7793-1/09C/153/E1/{09C153E1-4728-40F4-802E-48DD57E94816}Img400.jpg)
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まえがきよりボランティアという言葉は、語源が「志願兵」からきている。現在でも、英語でvolunteerといえば、ボランティア活動をする人のことを指すほかに字義通り志願兵という意味でも使われる。ようは自分を自発的に差し出して他の人のためになること(もしくは兵士の場合は国、名誉などという動機も加えられるだろうが)をする人、と解釈することができる。日本では海外青年協力隊が一番ポピュラーなボランティア団体として活動しているし、そのほかにも民間の多くの団体がNPOなどを設立している。アメリカ、カナダ、イギリスなど、多くの先進国も同様の組織を通して他の国を支援している。ちなみに著者も、現在カリブに浮かぶ一つの島国でボランティアとして活動させていただいているうちの一人だ。 我が家の横には、ベルギーのNPO法人が貧困地帯へ赴いて無料で薬を配布したり診療したりする活動をするためのオフィスを構えている。ボランティアの活動内容などは置いておいて、この本では海外での生活、そして活動から得られる多くの益、反対に生活面で直面しやすい問題について書いていきたい。ボランティアに限らず、海外の生活に興味がある人の助けになれば非常に嬉しい。