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貨物列車は牽引機、貨車、そしてそこに積載するコンテナで構成されていて、その組み合わせは無限に存在する。その自由度の高さが貨物列車のおもしろさではあるのだが、同時に貨物列車を難解にしているのもまた事実だ。貨物列車はNゲージにおいても人気のあるジャンルで多数が商品化されている。ただ、実車の貨物列車には固定の編成がほぼ存在せず、そのうえ基本的に編成の法則性はない。そのため貨物列車初級者はもちろん、貨物列車についてそれなりに知識があるマニアですら、模型を前にどう繋げばいいのか途方に暮れてしまうのが現状だ。本誌は「あるとき、ある場所」における貨物列車の編成を美しいサイドビュー写真で紹介することにより、「貨物列車はこう繋いでこう積めばいいのか」という直接的な情報を提供していく。もちろん、ウェザリングの参考にもなる。記述は実際の貨物列車にもおよび、Nゲージファンばかりでなく、実車のファンにも満足いただけるだろう。