〈あらすじ〉
コパ村での事件を経て絆を深めたララ、イール、ロミの3人は、共にヤルダの町を発つ。
天にそびえ立つドワーフの鉱床、鍛治の町アルディバを目指すララたちは、その道中に立ち寄った村でひとりの女性と出会う。夫がアルディバに単身赴いており、やりとりしていた手紙が途絶えてしまったという婦人は、3人に想いを綴った手紙を託す。
山麓の町を訪れたララは、ドワーフ族との文化の違いに驚きながらも、手紙の相手を探し始めるのだが──。
〈著者からの一言〉
前巻に引き続き、多くの読者の皆様に応援いただき第二巻の発売となりました。Web版からの加筆修正に加え、今回は書き下ろしの特典SSが二つ収録されています。
本格的な旅を始めたララ、イール、ロミの3人組が訪れるのはドワーフたちの暮らす町アルディバ。辺境を辺境たらしめる霊峰ヤルダの足元で繰り広げられる、種族の垣根を超えた物語をぜひお楽しみください。