私は海を抱きしめていたい

audiobook (Unabridged)

By 坂口 安吾

cover image of 私は海を抱きしめていたい
Audiobook icon Visual indication that the title is an audiobook

Sign up to save your library

With an OverDrive account, you can save your favorite libraries for at-a-glance information about availability. Find out more about OverDrive accounts.

   Not today

Find this title in Libby, the library reading app by OverDrive.

Download Libby on the App Store Download Libby on Google Play

Search for a digital library with this title

Title found at these libraries:

Library Name Distance
Loading...

戦後を代表する文学作家・坂口安吾が、不感症の女と貞操観念ない男の

生活と思考を通して、肉欲に溺れていくことへの限界と自分自身の

生き様への限界を美しくも虚しく綴っている。

人を求めることへの恐怖心、否定しながらも肯定し続けていかなければならない

人間の人生というものへの苦悩を"海"という自然界の姿をモチーフに感じさせてくれる。

※ 本作品は発表時の時代背景により、今日の社会では一般的でなく、

不適切と思われる表現が含まれている箇所がございます。しかし作品の

オリジナル性を最大限に尊重し、当時のまま忠実に再現することを優先いたしました。

坂口安吾(さかぐち・あんご)

小説家。新潟市西大畑町に生まれる。幼稚園の頃より不登校になり、餓鬼大将として悪戯のかぎりを尽くす。1926年、求道への憧れが強まり、東洋大学印度哲学科に入学するも、過酷な修行の末、悟りを放棄する。1930年、友人らと同人雑誌「言葉」を創刊。1946年、戦後の本質を鋭く把握洞察した『堕落論』『白痴』の発表により、一躍人気作家として表舞台に躍り出る。戦後世相を反映した小説やエッセイ、探偵小説、歴史研究など、多彩な執筆活動を展開する一方、国税局と争ったり、競輪の不正事件を告発したりと、実生活でも世間の注目を浴び続けた。1955年、脳溢血により急死。享年48歳。

私は海を抱きしめていたい