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こどものための聴く絵本シリーズ。
主君の受けた仕打ちに抗い、仇討ちを果たす忠義と意地の物語、自己犠牲をいとわずに目的を果たす男たちの信念を描いた物語......
「忠臣蔵」という作品には、様々な観点があります。
確実に言えるのはこの作品が長い歴史の中で愛され続けてきた物語であり、今もなお、派生した作品が生まれ続ける魅力を持っているということです。
今回のオーディオブックでは、文豪・菊池寛が再編した原稿がベースになっております。お子様にも理解しやすい文体の中で、劇作にも通じた彼の細やかな心理描写が「忠臣蔵」の世界に引き込んでくれることでしょう。
菊池寛(きくち かん)
小説家、劇作家。香川県高松市に生まれる。第一高等学校文科の同級には芥川龍之介、久米正雄、山本有三らがいた。京都帝国大学英文科に在学中の大正3年、前記友人たちの同人誌『新思潮』に参加して、イギリス、アイルランドの戯曲に学んだ一幕物『屋上の狂人』『海の勇者』(ともに1916)、『父帰る』(1917)を発表した。卒業後は、時事新報社に入社し小説を発表、『無名作家の日記』『忠直卿行状記』(ともに1918)によって新進作家としての地位を確立、ついで『恩讐の彼方に』『藤十郎の恋』(ともに1919)など、現実主義の立場からの明快なテーマ小説を発表して世評を得た。
主な代表作としては、ドラマ・映画等の原作として知られる大衆小説『真珠夫人』、戯曲『義民甚兵衛』(1923)、『時の氏神』(1924)、通俗小説に『火華』(1922)、『第二の接吻』(1925)などがある。
大正12年には雑誌『文芸春秋』を創刊、出版社の経営に成功するほか、文芸家協会の設立、芥川賞・直木賞・菊池寛賞の設定、大映社長として映画事業への参画など多方面に活躍、「文壇の大御所」とよばれた。