雁木戦記 実戦で学ぶ将棋の勝ち方

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By 将棋書籍編集部

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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
雁木で地球を守ろうぜ
金銀の連結が美しく、最もバランスが良いと言われる囲い、雁木。
2017年、増田康宏四段が「矢倉は終わった、得意戦法は雁木」と高らかに宣言してから実際に雁木で勝ちまくり、将棋界に雁木ブームが巻き起こりました。
現在は雁木対策が進み、かつての勢いはなくなったもののコンスタントに指されており、渡辺明名人をはじめトップ棋士がタイトル戦で採用することも珍しくありません。
また、雁木そのものは指さなくても▲6六歩・6七銀の形は様々な戦型で現れます。これは部分的にせよ、雁木の構えが優秀であるということが棋界に浸透した証拠です。
本書はここ5年ほどで指された将棋の中から、雁木の戦い方がよくわかる好局を厳選し詳しく解説したものです。
雁木の特長は何と言っても駒の連結の良さ。囲いの金や銀が取られたときに、別の駒で取り返すことができるため耐久力があります。
また、アマチュアの方にとっては覚えることが少なくて済む、ということも魅力の一つ。普通、居飛車党なら角換わり、相掛かり、矢倉、横歩取りをひと通り学ぶ必要がありますが、雁木が指しこなせるのなら、それ以外の戦法を覚える必要はありません。
ただ、雁木にも指す上で注意しなければならないことがあります。自分で角道を止めている分、攻め駒不足になりやすいのです。ヘタに仕掛けると攻めが頓挫してしまうので、仕掛けが成立する形を知っておく必要があります。また、使いづらくなった角の活用の仕方、攻め駒が少ないので歩の使い方も重要です。
以上のような雁木を指す上での必須事項をマスターするにはプロの実戦譜を並べるのが一番です。本書で良質な雁木の棋譜を並べることで、雁木の戦い方、勝ち方が体に染みついていくはずです。
本書で雁木をマスターして、ぜひ実戦でガンガン勝ってください。
雁木戦記 実戦で学ぶ将棋の勝ち方