自助論~新訳完全版~第八章

audiobook (Unabridged)

By サミュエル・スマイルズ

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第8章 気概と勇気――ENERGY AND COURAGE

●気概こそ人を成長させる

●成功に導く意志の力

●非凡なる指導者たち

●背中で見せるネイピア将軍

●国民という英雄たち

●神の教えを人生を賭けて伝える宣教師たち

●慈愛に満ちた活動家ジョナス・ハンウェー

●人生をかけた戦い奴隷制度廃止

本文より抜粋

「勇ましき心に、不可なるものはない」

―――ジャック・クール(フランスの豪商で、シャルル7世の顧問官)

「幸運は勇者の上に微笑む」

―――ドイツのことわざ

「始めたすべての事業を......彼は心を尽くして進め、成し遂げた」

―――旧約聖書 歴代誌下 31章21節

何であれ、成功するのに必要なのは、人より秀でた才能よりもまず決意である。

能力だけあってもだめで、闘志を持って粘り強く努力する意志の強さが不可欠だ。

気概こそ人格の中心核となるもの、つまるところ人そのものと言っていい。

気概は行動に推進力を与え、努力に魂を与える。

真の希望は気概から生まれ、その希望が人生に豊かな彩りを与えてくれる。

何かを望んだり願ったりしているだけでは、欲求不満がたまるだけだ。直ちに具体的な行動に移す必要がある。

援軍が来るまでひたすらじっと待つだけという者は少なくないが、それでは何の役にも立たない。

ワーテルローの戦いでナポレオンを破ったウェリントン将軍のように、援軍を待つ間も勇敢に闘って持ちこたえる必要がある。

何か意味のあることをしようと決めたなら、素早くわき目をふらずに実行に移すべきなのだ。

長い人生には、退屈な仕事やつらい仕事をしなければならないときもある。そんなときは、自分を磨くチャンスと捉えて前向きに明るく取り組むべきだ。

フランスの画家アリ・シェフェールがこんなことを言っている。

「人生では、頭か身体を働かさなければ成果は得られない。努力して、努力して、さらに努力する。

自助論~新訳完全版~第八章