きっちょむさんの とんちが さくれつ！

日本の昔話の中から、名作をセレクト。

内容を子どもに分りやすく再編集いたしました。

お子様とご一緒に、お楽しみ下さい。

あらすじ

ある日奥さんに、つぼを買ってくるよう頼まれたきっちょむさん。

さっそく瀬戸物屋で50文のつぼをかったきっちょむさんが、そのつぼを家に持ち帰ると、 どうやら少し小さかったようです。

そこで、その小さいつぼを持って、また瀬戸物屋さんにやってきたきっちょむさん、

「このつぼの倍の大きさのつぼが欲しい」

と店主に伝えると、店主は100文する大きなつぼを持ってきました。

きっちょむさんは、

「先ほど50文で買った小さなつぼを返し、また、先ほど店主に50文を払っているから、 合わせて100文になるので、このつぼはもらっていく」

と言って、つぼを持ち帰ろうとしました。

それをすんでのところで止める瀬戸物屋の店主。

さて、100文のつぼを持って帰れるのでしょうか。