かえるの王子様

audiobook (Unabridged)

By グリム兄弟

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お姫さまが、大切にしていた金のまりを泉に落としてしまいます。

泣き悲しんでいるお姫さまの前にかえるが現れてこう言います。

「もしかあなたがわたしをかわいがってくだすって、わたしをいつも

お友達にして、あなたのテーブルのわきに座らせてくだすって、

あなたの金のお皿から、なんでも食べて、あなたの小さいお盃で、

お酒を飲ましていただいて、夜になったら、あなたのかわいらしい

お床のそばで、眠ってよいとおっしゃるなら、わたしは水の中から、

金のまりをみつけてきてあげましょう」

しかしお姫さまは、かえるからまりを奪うなり、ありがとうも言わず、

約束を破って逃げて帰ってしまいます。

そして翌日、お城の戸をノックする者がありました......。

著者:グリム兄弟(Grimm, Jacob Ludwig Carl/Grimm, Wilhelm Carl)

19世紀にドイツで活躍した言語学者・文献学者・民話収集家・文学者の兄弟。

出生地はドイツ連邦共和国ヘッセン州ハーナウ。通常、グリム兄弟という場合は、

6人兄弟のうちの長兄ヤーコプと次兄ヴィルヘルムの二人を指す。

楠山正雄(くすやま・まさお)

東京銀座生まれ(1884~1950)。早稲田大学時代に坪内逍遙や島村抱月に師事。

1915(大正4)年、

冨山房社長の命を受け、「模範家庭文庫」の担当となる。親交のあった岡本帰一に

ヴィジュアル面を託し、他人の原稿を編集するうち、児童文芸への意識が高まっていく。

やがて自らも文庫の執筆に手を出し、また児童向けの創作や翻訳も意欲的に行う。

1945(昭和20)年の終戦後は、様々な文化が復興の力に湧き、正雄も演劇界・

児童文芸界双方に尽力する。

かえるの王子様