現代 刑務所の作法

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By 河合幹雄

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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
刑務所という場所は、反社会的勢力と呼ばれる人々もいるが、それとは反対に暴力とは無縁の人々もいる。何らかの事情でお金を稼ぐことができず、無銭飲食で捕まって刑務所に入るような人々である。彼らは刑期を終えて出所しても、もともとお金を稼ぐ方法を身に付けていないので、再び無銭飲食で刑務所に舞い戻るということを繰り返すことが多い。刑務所のお世話になれば、3度の食事にしっかりありつけるというわけだ。
このような"塀の中の懲りない面々たち"は、刑務所の常連組である。実際、毎年新たに入所するおよそ半数の受刑者は、過去に何度か刑務所にお世話になっている者たちであり、彼らは獄中生活のスペシャリストといっても過言ではない。
おそらく多くの読者は、前述のような人々とは別世界の住人であると思われる。刑務所に入ったこともないし、警察にお世話になったこともない人が大半だろう。
刑務所に入るには? 受刑者たちの刑務所での暮らしとは? 刑務所で働く刑務官の職務とは? これらのことは、別世界の住人だから知る由もないはずである。
本書はそんな刑務所の世界を数多くのイラストを用いて紹介していく̶。何かの拍子で刑務所に入る可能性は、誰しもがあり得る話だ。そうなったときのために予備知識として頭に入れておけば、きっと役に立つはずである。
現代 刑務所の作法