源氏物語 第三十四帖 若菜 上

audiobook (Unabridged)

By 紫式部

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第三十四帖 若菜 上 わかな じょう

光源氏 三九~四一歳

主な登場人物 女三の宮、紫の上、朧月夜

たちまちに知らぬ花さくおぼつかな

天よりこしをうたがはねども

朱雀院は病気をわずらい出家を考えていたが、残される娘の女三の宮(にょさんのみや)のことが気がかりであった。女三の宮にふさわしい縁組を考える朱雀院は思い悩んだ末、光源氏に託すのがよいと結論づけた。源氏は承諾しかねていたが、生来の好奇心が働き、女三の宮との縁組に応じてしまう。女三の宮の幼さに落胆した源氏は、紫の上のすばらしさを改めて認識するが、そのころ朧月夜(おぼろづきよ)とも再び関係を結ぶ。紫の上の苦悩は深まるばかりであった。

夕霧の友人柏木(かしわぎ)はいまだに女三の宮に恋慕していた。六条院で蹴鞠をしている折、女三の宮の飼っている猫の紐が引っかかって御簾が上がり、柏木は女三の宮の姿をしかと見てしまう。柏木はますます女三の宮への思いを募らせるのであった。

源氏物語 第三十四帖 若菜 上