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江戸川乱歩の不朽の名作、少年探偵団シリーズ
シリーズを追うごとに仲間を増やし、数々の事件に巻き込まれながらもアイディアと行動力でのりこえ、 変装や魔法のようなトリックを見破って怪人二十面相を追いつめていく冒険物語です。
明智探偵が以前解決した「透明怪人」という事件が映画や演劇で人気を博していた。
そんな世間とは隔離された牢屋に収監されている男。
怪人二十面相は怒っていた。
「わたしの顔は二十ぐらいではない。その倍、四十以上ある。わたしは、四十面相になる!」
こんな手紙を牢屋から新聞社へ送り付けたのだ。
さらに「わたしはある秘密を探っている」などと、予告めいた手紙も送っていた。
その新聞が出た翌日、明智探偵が四十面相の元へ面会に訪れた。
その帰り、何故か明智探偵は「透明怪人」が上演されている世界劇場の楽屋へ入っていく。
「透明怪人」が上演される中、本物の警察が乗り込む大騒ぎに。
その騒ぎに乗じて、四十面相は見事脱獄に成功していた。
その事に気付いた唯一の人物・小林少年。
四十面相の後をつけある洋館へ辿り着くと、一人の少女が「三匹のお化けがいる」と泣いていた。
小林少年が確かめに行くと、黄金に輝く髑髏が呪文のような言葉を喋っているのだ。
それは四十面相も探していた秘密であった。
先に謎を解いて黄金の髑髏の秘密を手にするのは明智探偵か怪人四十面相か?
小林少年の活躍が四十面相を追い詰める!
※ 本作品は発表時の時代背景により、今日の社会では一般的でなく、 不適切と思われる表現が含まれている箇所がございます。しかし作品の オリジナル性を尊重し、当時のまま忠実に再現することを優先いたしました。
江戸川乱歩(えどがわ・らんぽ)
日本の推理小説家。1894年10月21日生まれ、三重県生まれ。筆名は、19世紀の米国の小説家エドガー・アラン・ポーに由来する。数々の職業遍歴を経て作家デビューを果たす。本格的な推理小説と並行して『怪人二十面相』、『少年探偵団』などの少年向けの推理小説なども多数手がける。