塔上の奇術師

audiobook (Unabridged)

By 江戸川 乱歩

cover image of 塔上の奇術師
Audiobook icon Visual indication that the title is an audiobook

Sign up to save your library

With an OverDrive account, you can save your favorite libraries for at-a-glance information about availability. Find out more about OverDrive accounts.

   Not today

Find this title in Libby, the library reading app by OverDrive.

Download Libby on the App Store Download Libby on Google Play

Search for a digital library with this title

Title found at these libraries:

Library Name Distance
Loading...

明智探偵の姪である、少女探偵のマユミが二人の少女・スミ子ちゃんとトシ子ちゃんを連れて、

今は空き家の時計屋敷を見に来ていた。

大きな文字盤の塔を持つ不思議な屋敷。

その上に奇妙な人影を見る。

大きな黒いマントをなびかせ、頭に二本の角を生やしたコウモリ人間だ。

マユミはこの出来事をすぐ明智探偵に相談し、警察に屋敷を調べてもらったがすでに誰もいなくなっていた。

それから一か月後、スミ子ちゃんの家にコウモリ人間から電話があり、父親に名乗った。

コウモリ人間の本当の名・・・怪人四十面相。

すぐさま明智探偵に連絡をし、小林少年が急いで駆け付ける。

四十面相は変装して宝石を狙うが、その正体をスミ子ちゃんに見破られた。

小林少年の機転とマユミの行動力で宝石は守られたが四十面相には逃げられてしまう。

それからさらに一か月後、再び時計屋敷の塔の上に今度は赤い道化師を見つける二人。

道化師に誘拐されるスミ子ちゃん。

お化けに襲われるトシ子ちゃん。

二人の少女の危機を小林少年は救うことが出来るのか?

時計の針がカウントダウンを始める時、四十面相の魔の手も近づいてくる。

※ 本作品は発表時の時代背景により、今日の社会では一般的でなく、 不適切と思われる表現が含まれている箇所がございます。しかし作品の オリジナル性を尊重し、当時のまま忠実に再現することを優先いたしました。

江戸川乱歩(えどがわ・らんぽ)

日本の推理小説家。1894年10月21日生まれ、三重県生まれ。筆名は、19世紀の米国の小説家エドガー・アラン・ポーに由来する。数々の職業遍歴を経て作家デビューを果たす。本格的な推理小説と並行して『怪人二十面相』、『少年探偵団』などの少年向けの推理小説なども多数手がける。1954年には乱歩の寄付を基金として、後進の推理小説作家育成のための「江戸川乱歩賞」が創設された。

塔上の奇術師