おい、小池! (時代への警告)

ebook

By 適菜収

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「小池百合子」という女性政治家を
拡大鏡にしてみれば、実におぞましい
近代大衆社会の病巣が見えてくる。
「希望」という名の絶望を読み解く。
或る女性がどんなふうに、
またどんなときに笑うかは、
彼女の教養のほどを示す目印となる。
しかし、笑い声の響き方には彼女の本性が現われる。
──フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ
総選挙で小池百合子都知事が代表を務めた「希望の党」は惨敗を喫し、
その責任問題も有耶無耶のなかで突如代表を辞任。
いまや泥舟と化した「希望の党」から小池氏は早々逃走するがごとき様相だ。
しかし、ちょっと待て。
これもいつしか見た光景。政界渡り鳥と言われて久しい小池氏ならではの展開。デジャヴ。
そんな小池百合子という政治家に対する不信、疑念、怨念が渦巻くなか、
「ポピュリズム政治家の真骨頂」ともいえるこの女政治家の正体と
その恐ろしさを厳しく糾弾したのが本書だ。
「すべては茶番。もり・かけ・解散選挙に「緑のたぬき」が参戦したが、所詮「即席」だったというオチ。希望の党は大惨敗。ただし、小池百合子が果たした役割は大きい。それはわれわれの社会に大きな不信の種を植え付けたことだ。市場移転問題の迷走により築地の人々の信頼関係を破壊し、都庁内では独裁者として振る舞い、国政選挙においては絶望的に古いスローガンを掲げ、いかがわしい勢力を結集させた。安倍は小池と組んで改憲したいと、ことあるごとにエールを送っている。ちなみに、維新の会と小池をつないだのは竹中平蔵だった。(中略)卑劣な社会は卑劣な政治しか生み出さない。」(おわりにより)
おい、小池! (時代への警告)