風の二代目 小料理のどか屋 人情帖28

ebook 小料理のどか屋 人情帖

By 倉阪鬼一郎

cover image of 風の二代目 小料理のどか屋 人情帖28

Sign up to save your library

With an OverDrive account, you can save your favorite libraries for at-a-glance information about availability. Find out more about OverDrive accounts.

   Not today

Find this title in Libby, the library reading app by OverDrive.

Download Libby on the App Store Download Libby on Google Play

Search for a digital library with this title

Title found at these libraries:

Library Name Distance
Loading...
命まで取られねえから、攻めるときは攻めろ。迷いを断って大勝負!
のどか屋の千吉は十六歳。
顔は幼いが料理は大人の味。
惹かれる手伝い娘おように他所から急な縁談が......。
迷った末に出した決意は?
のどか屋の常連、幕府黒四組のかしら安東満三郎が千吉らの前で言った──。おれも女房に声をかけるとき、迷った末に前へがっと進んだ。おれから声をかけたんだ。習いごとの帰りによくすれ違ってたから。あん時に吹いた風をまだ憶えてる。風が背中を押してくれたような気がした。ここを逃して、そのままべつべつの向きへ歩いて行ったら、もう縁はねえと思った──。
本書に登場する小料理
・鰯の雪花菜和え ・油揚げのどか丼 ・大根のほっこり蒸し
・海老三色煮 ・牡蠣の柚子釜づくり ・金目鯛紅白鍋
・寒鰤の味噌照り焼き ・鯖の味噌煮 ・寒鰈の三種盛り ・柿釜
風の二代目 小料理のどか屋 人情帖28