怪しいイギリス、納得のイギリス映画

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By 林信吾

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ロイヤル・ファミリーと国民の関係性について知っておかないと、イギリス映画を正しく解釈することはできない。かの国では、王侯貴族と庶民は異なる文化の中で生きている。さらに言うなら、中産階級と労働者階級とでは、様々な意味でのライフスタイルはもとより、話す英語まで異なる。イギリス人とは、昔も今も凝然たる階級社会の中で生きている人たちなのだ。
 映画の中で描かれるイギリス人気質とは? 階級社会にどっぷり浸かった生き方とは? あのヒット作の裏にはどんな設定が隠されている? イギリスを舞台にした8本の映画から、かの国の文化・社会を深堀りし、「真のイギリス」の姿を読み解く。
第一章 初恋にもビミョーな格差が
『小さな恋のメロディ』(1971年)
第二章 王侯貴族もネタでしかない(上)
『英国王のスピーチ』(2010年)
第三章 王侯貴族もネタでしかない(下)
『クィーン』(2006年)
第四章 イギリス映画の真骨頂
『炎のランナー』(1981年)
第五章 炭鉱からバレエの舞台へ
『リトル・ダンサー』(2000年)
第六章 「なんちゃってサッカー映画」だが、面白い
『ベッカムに恋して』(2002年)
第七章 いささか過大評価だとは思うが
『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(2012年)
第八章 近未来の日本の姿
『家族を想うとき』(2019年)
●林 信吾(はやし・しんご)
1958年、東京生まれ。神奈川大学中退。1983年より10年間、英国に滞在。この間、ジャーナリストとして活動する傍ら、『地球の歩き方・ロンドン編』の企画と執筆に参加。帰国後はフリーで執筆活動に専念している。『青山栄次郎伝 EUの礎を築いた男』(角川書店)、『超入門資本論 マルクスという生き方』(新人物往来社文庫)、『反戦軍事学』(朝日新書)、『イギリス型〈豊かさ〉の真実』(講談社現代新書)など、著書多数。
怪しいイギリス、納得のイギリス映画