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さっと読めるミニ書籍です(文章量8,000文字以上 9,000文字未満(10分で読めるシリーズ)=紙の書籍の16ページ程度) 【書籍説明】
「木村君は汗だらけになって走り出した香取君を追いかけた」 なんだか変な文ですね。
汗だらけになったのは、木村君なのか香取君なのか?
追いかけたのは、木村君なのか香取君なのか?
走り出したのはどっち?
言うまでもありませんが、わかりにくいのは、句点( 。)と読点( 、)が打たれていないからです。
では、どう打てば良いのでしょうか。
「ああ、句読点はむずかしい。こんなことを考えながら書かなければいけないなんて、だから作文は嫌いだ」となりかねませんが、
そんなことを言わず、句読点の打ち方も、楽しい作文術の一つだと、そう思っていただけるように、できるだけわかりやすく書いてみます(それが一番むずかしいのですが)。 【目次】
「句読点は適切に」と言われても・・・
あきらかにわかりにくい、句読点の打ち方例
日本語の文章には、もともと句読点がなかった
谷崎潤一郎の考え方
( 、)を多用する作家たち 【著者紹介】
篁龍樹(タカムラリュウジュ)
学習院大学法学部卒業後、出版社勤務。美容、伝統文化関係の雑誌編集長をつとめる。現在は、美容学校講師等をつとめるかたわら、エッセイ、コラムを執筆中。また、易を中心とした占いについても長年研究を重ね、実占も行う。得意な占いは「探し物」。