初代総料理長サリー・ワイル

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By 神山典士

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日本に本格フレンチを伝えた伝説のシェフ
 見たこともないメニューと、べらぼうに美味いその味。若き料理人、サリー・ワイルの作る料理を味わおうと、昭和初期の食通達は、横浜のホテルニューグランドに通い詰めた。
 サリー・ワイルの下から多くの弟子が巣立っていった。ホテルオークラの小野正吉、東京プリンスホテルの木沢武男、日活ホテルの馬場久......。現在の、日本フレンチの絢爛は、彼の生み出す革命的な料理が育んだのだ。
 日本の西洋料理はいつ、誰によって本場の味が持ち込まれたのか?
 何故ひとりのスイス人が20年間も日本に滞在して料理を創り続けたのか?
 西洋料理界を発展させたひとりぼっちのアウェーの闘いとは?
 ワイルを日本に誘った明治末期のエスコフィエの晩餐会とは?
 関東大震災から1980年代まで、日本の西洋料理史が今、つまびらかになる!
 日本に本格フレンチをもたらした「初代総料理長」サリー・ワイルの波乱の生涯を甦らせた料理史ノンフィクション。
●神山典士(こうやま・のりお)
1960年埼玉県生まれ。信州大学人文学部卒業。ノンフィクション作家。主な著書に、第3回小学館ノンフィクション賞優秀賞受賞作『ライオンの夢 コンデ・コマ=前田光世伝』(小学館)、『ひとりだちへの旅』(筑摩書房)、『「日本人」はどこにいる~異文化に生きる武士道のこころ』(メディア・ファクトリー)、『アウトロー』(情報センター出版局)など。
初代総料理長サリー・ワイル