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沖縄返還をめぐる日韓両国の攻防と、日米共同宣言における｢韓国条項｣の誕生、北朝鮮のゲリラ浸透に対する警備協力から経済協力、さらに間接的な韓国防衛力への支援。しかし両国の安全保障への認識は、デタント(緊張緩和)を契機にすれ違ってゆく。1960年代末から70年代中盤までの時期、政治的利害対立をはらみつつ、安全保障領域における協力関係をどのように構築したのか。