本書は，「公務員」，「公認会計士」，「不動産鑑定士」，「証券アナリスト」試験の「経済学に必要な数学」について解説しています。

文系の学生の場合，数学をあまり勉強してこなかった者も多いにもかかわらず，経済学を勉強するときには数学の知識が必要になってきます。しかしながら，経済学を勉強するためにわざわざ数学を勉強する時間はないというのが普通です。

そこで，本書は，今まであまり数学を勉強してこなかった人でも２，３日で読み終えることができ，公務員，公認会計士，不動産鑑定士，証券アナリスト試験の経済学のための数学の基礎知識が身に付くようになっています。

本書は，2013 年に出版した『公務員・公認会計士・不動産鑑定士試験対策：経済学に必要な数学』の改訂版で，説明を増やしそして説明の助けとなるように新たに図を加えています。

本書で扱っている内容は，次の目次に書いている通りで，各事項の説明，公式，そして重要な事項では例題を加えています。

はじめに

経済学に必要な数学

1. 関 数

1-1. 関数

1-2. 一次関数（線形関数）

1-3. 一次関数のグラフ

1-4. 二次関数

1-5. 二次関数のグラフ

1-6. ｎ次関数

1-7. 一変数関数・多変数関数

1-8. 指数関数・対数関数

1-9. 合成関数

2. 微分の基本

2-1. 微分係数

2-2. 微分

2-3. 微分の基本定理

2-4. 定数倍及び四則演算の公式

2-5. 合成関数の導関数

2-6. 高階導関数

3. 関数の増減と極値

3-1. 関数値の増減

3-2. 極大・極小

4. 偏微分・全微分

4-1. 偏微分

4-2. 高階偏導関数

4-3. 交差偏導関数

4-4. 全微分

4-5. 同次関数

5. 条件付き極値問題

5-1. 制約条件付き極値問題

6. 積 分

6-1. 不定積分

6-2. 不定積分の公式

6-3. 定積分

6-4. 定積分の公式

6-5. 定積分と面積 1

6-6. 定積分と面積 2

7. 行列・行列式

7-1. 行列

7-2. 行列の和・差

7-3. 行列の加法・減法の公式

7-4. 行列の実数倍

7-5. 行列の実数倍の公式

7-6. 行列の積

7-7. 行列の乗法の公式

7-8. 二次の行列式

7-9. 逆行列

8. 等比数列・等比級数

8-1. 数列

8-2. 等比数列

8-3. 等比数列の和の公式

8-4. 無限級数

8-5. 無限級数の収束・発散

あとがき

著者紹介