東日本大震災は、私が生まれ育った場所、全てにおいて、大きな悲しみや絶望をもたらしました。私の父も犠牲者の一人となってしまいましたが、この本を読んでくださり、｢生きる｣とはどういう事なのか?｢家族の絆｣を大切にしていく事が人として｢生きる｣という意味につながっていくのではないか?そんな思いを受け取って下されば、幸いです。私達は、被災をしていますが、｢心｣だけは、震災前と変わらずに生き続けています。それでも、何らかの痛みを抱えている人々が、まだまだ居る事を忘れないでほしいのです。そして、あの日出会った人達に、あらためて、感謝の意を表したいと思います。