教育としてのCLIL

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By 笹島茂

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日本の文脈に合った教育としてのCLILの理論的な枠組みを提案
ヨーロッパで始まったCLILの背景、歴史、実践、国ごとの導入の状況、今後の見通しなどを概観した上で、ヨーロッパとは異なる部分を整理し、日本におけるCLIL教育の6つの基本理念を提案する。
CLILは言語教育の一環であるlanguage learning
CLILは思考力を育成する教育であるcognition
CLILは目標言語によるコミュニケーション能力を育成するcommunication
CLILは互いの文化を理解する場を提供するinterculture
CLILは学習者の自律学習を促進するlearner autonomy
CLILは学ぶ内容に焦点を当てることで学ぶ意欲を喚起するcontent
この理念に基づき、理論、実践、将来にむけての方向性を考察する。
CLILは、学びを楽しみ、知識を深める自律学習の支援をし、教師と学習者の学ぶこころに変化を起こす教育である。
CLIL(Content and Language Integrated Learning)は、教科科目やテーマの内容(content)の学習と外国語(language)の学習を組み合わせた学習(指導)の総称で、日本では「クリル」あるいは「内容言語統合型学習」として呼ばれ定着しつつある。
主に英語を通して、何かのテーマや教科科目(数学(算数)、理科、社会、音楽、体育、家庭など)を学ぶ学習形態をCLILと呼ぶ傾向がある。
CLILの主な特徴は、学習内容の理解に重きを置き、学習者の思考や学習スキルに焦点を当て、学習者のコミュニケーション能力の育成や、学習者の文化あるいは相互文化の意識を高める点にある。
教育としてのCLIL