「誰が王座を譲るって言った？この私が、"支配者"であることに、何の問題があるっていうの？」

異世界の記憶が、再び現実を侵食し始める――。

暴君として君臨していた前世の自分と、現代日本の生徒会長・レイとしての自分。

ふたつの"私"が激突する第2巻、ついに開幕。

記憶の断片がつながるたびに暴かれる、過去の過ちと黒歴史。

そして、転校生ショウの口から放たれる一言が、レイの心の奥に眠っていた"本当の力"を目覚めさせていく。

「支配は快感。でも、孤独って......なんでこんなに苦しいの？」

ツンデレ暴君・レイが見つめるのは、過去か、それとも今の自分か。

記憶、支配、そして心の揺らぎ。

「終わらせるのは、この私」――決着の火蓋は、今、切って落とされた。

本作は約24,000文字のボリュームでお届けする、痛快ツンデレ×異世界転生記憶バトルの第2巻。

前巻よりさらに濃密な心理戦と"ギリギリの感情"が爆発する、圧倒的なレイ様劇場をお楽しみください。