「暴君だけど何か問題ある？」シリーズ第1巻。

現代日本で、普通の女子高生として生きる私、レイ。でも、この私には誰にも言えない秘密がある。

それは、「異世界で暴君として君臨していた」という前世の記憶。

かつて人々を恐怖で支配したその記憶は、今の私に影のようにまとわりつく。

そんな私が、現実世界では生徒会長として君臨中。

生徒会室は王の玉座。誰も私には逆らえない。

――そう思っていた。

そこに突然現れた、謎の転校生・ショウ。

アイツだけは私にひるまず、真正面からぶつかってくる。

しかも、まるで私の異世界での過去を知っているような言動まで。

一体、アイツは何者なの？

記憶のフラッシュバックに翻弄されながらも、ショウに対抗しようとする私。

だが、異世界の記憶と現実の出来事がリンクし始めた時、

過去の「暴君レイ」と、今の「女子高生レイ」がぶつかり合い、私の中で何かが崩れ始める――。

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