阪神・淡路大震災

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By 流通科学研究所

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1995年1月17日5時46分52秒、明石海峡を震源に、未曾有の大災害が引き起こされた。
阪神・淡路大震災直後のダイエーの熱き思い......30年経った今、再度振り返る。
当時の神戸と淡路島の洲本を中心とした阪神地域を襲った震度7という未曽有の大震災。
死者6400名超・負傷者4万3000人超、家屋の倒壊は17万8000棟余り。
地震発生と同時に上がった火の手は、数日間猛威を振るった末、辺り一面が焦土と化しました。
ビルや家屋の多くは倒壊もしくは崩壊し、高速道路も支柱が折れ、崩れ落ちました。
ほとんどの交通機関はマヒし、水道・ガス・電気はもちろん、全てのライフラインが止まりました。
神戸が消えたと言っても過言ではないこの大惨事の中で、ダイエーは政府よりも早く、被災地の人々のために、流通・ライフラインの確保に動きました。それは、単なる一企業の行動というより、被災者を助けるには、流通こそが人々のライフラインであり、それをいち早く復活させなければならないという信念からきたものでありました。
英語にもない「流通」という機能。
それは単にモノを仕入れて売る、販売者と消費者という関係ではなく、またボランティア・福祉という言葉でも言い表せない、日本特有の「人・モノ・金・情報・サービス等が複合的に、かつ機能的に活用される社会システムとしての機能=流通」の重要性を認識していたからに、ほかならないものだと確信しております。
(本書「プロローグ」より一部引用)
阪神・淡路大震災