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【内容紹介】
ものづくり現場からソフトウェアを発注して失敗に終わる例が後を絶たない。その直接的な原因は、ものづくり現場にソフトウェア発注のノウハウが大きく不足していることにある。
本書が対象としているのは、工場などでの生産活動を合理化するためのコンピュータシステムやソフトウェアである。これらの中には、工場や会社全体で導入され、専任の情報システム担当者によって運用される汎用システムや基幹システムも含まれるが、大多数を占めるのは現場の担当者自らが企画・運用するシステムである。それらの多くは非常にハードウェア寄りで、設備や業務に高度に特化した、いわば「個性的で泥臭いシステム」である。
このように、対象とするのは、工場内・ライン内・ショップ内など、ローカルに閉じたエリアで使われる小さなコンピュータシステム。たとえば、機械装置の制御や監視、安全対策、異常検知、自動化や省力化、遠隔での操作や通知などの目的で使われる比較的小規模のコンピュータシステムである。
具体的な例として、
・製品試作品の耐久試験のデータを自動記録するシステム
・生産品の外観を全数撮影して記録・管理するシステム
・自動搬送車の運行状況を監視するシステム
・容器などに一定量の資材が入ったら知らせるシステム
・機械設備を監視していて異常があったら知らせるシステム
・人間が行っている作業を自動化・省力化するシステム
などがある。
こうしたシステムの特徴は、
・仕様が決めにくい上、試行錯誤が必要になることも多い。その点で汎用システムや
基幹システムとは、必要な発注ノウハウが大きく異なる
・生産設備の一部として、生産ラインのすぐ近くに設置される
・基幹システムと連携する必要はあまりなく、ローカルに運用される
・情報システム担当者の世話にならず、現場の裁量で運用される
ことが多い。
もともと機械工学を専門としていた筆者が「ものづくり現場からのソフトウェア発注を失敗させないノウハウ」を提唱する。
【目次】
第1章 失敗するソフトウェア発注
1 ソフトウェア発注の成功率と失敗率
2 ソフトウェア発注失敗のパターン
3 ソフトウェア発注が失敗する原因
第2章 ソフトウェア・ソフトウェア開発・
ソフトウェア開発者
1 ソフトウェアとはどういうものなのか
2 ソフトウェア開発とはどういう仕事なのか
3 ソフトウェア開発者とはどういう人たちなのか
第3章 進化を続けるソフトウェア開発のあり方
1 オブジェクト指向がもたらしたプログラミング革命
2 今も続くソフトウェア開発方式の模索
3 サブスクリプションは損なのか
第4章 ものづくり現場からのソフトウェア発注
1 ものづくり現場で使われるソフトウェアの特異性
2 ものづくり現場とシステムベンダの残念な関係
第5章 やってしまいがちなこの行為が失敗を招く
1 失敗誘発行為とそのパターン
2 使ってはいけない情報を参考にする
3 開発者にしかわからないことに干渉する
4 受け取っても役に立たないものを求める
5 ソフトウェア開発の性質を理解しない
6 開発内容に合わない発注先を選ぶ
7 開発者との信頼関係を大事にしない
第6章 ソフトウェア開発者とのコミュニケーションの基本
1 コミュニケーションの重要性
2 メールでのコミュニケーションテクニック
3 発注先の選定とコミュニケーション
第7章 場面別コミュニケーションの実際
1 発注先が決まるまでのやり取り
2 開発序盤~中盤でのやり取り
3 開発終盤でのやり取り
ものづくり現場からソフトウェアを発注して失敗に終わる例が後を絶たない。その直接的な原因は、ものづくり現場にソフトウェア発注のノウハウが大きく不足していることにある。
本書が対象としているのは、工場などでの生産活動を合理化するためのコンピュータシステムやソフトウェアである。これらの中には、工場や会社全体で導入され、専任の情報システム担当者によって運用される汎用システムや基幹システムも含まれるが、大多数を占めるのは現場の担当者自らが企画・運用するシステムである。それらの多くは非常にハードウェア寄りで、設備や業務に高度に特化した、いわば「個性的で泥臭いシステム」である。
このように、対象とするのは、工場内・ライン内・ショップ内など、ローカルに閉じたエリアで使われる小さなコンピュータシステム。たとえば、機械装置の制御や監視、安全対策、異常検知、自動化や省力化、遠隔での操作や通知などの目的で使われる比較的小規模のコンピュータシステムである。
具体的な例として、
・製品試作品の耐久試験のデータを自動記録するシステム
・生産品の外観を全数撮影して記録・管理するシステム
・自動搬送車の運行状況を監視するシステム
・容器などに一定量の資材が入ったら知らせるシステム
・機械設備を監視していて異常があったら知らせるシステム
・人間が行っている作業を自動化・省力化するシステム
などがある。
こうしたシステムの特徴は、
・仕様が決めにくい上、試行錯誤が必要になることも多い。その点で汎用システムや
基幹システムとは、必要な発注ノウハウが大きく異なる
・生産設備の一部として、生産ラインのすぐ近くに設置される
・基幹システムと連携する必要はあまりなく、ローカルに運用される
・情報システム担当者の世話にならず、現場の裁量で運用される
ことが多い。
もともと機械工学を専門としていた筆者が「ものづくり現場からのソフトウェア発注を失敗させないノウハウ」を提唱する。
【目次】
第1章 失敗するソフトウェア発注
1 ソフトウェア発注の成功率と失敗率
2 ソフトウェア発注失敗のパターン
3 ソフトウェア発注が失敗する原因
第2章 ソフトウェア・ソフトウェア開発・
ソフトウェア開発者
1 ソフトウェアとはどういうものなのか
2 ソフトウェア開発とはどういう仕事なのか
3 ソフトウェア開発者とはどういう人たちなのか
第3章 進化を続けるソフトウェア開発のあり方
1 オブジェクト指向がもたらしたプログラミング革命
2 今も続くソフトウェア開発方式の模索
3 サブスクリプションは損なのか
第4章 ものづくり現場からのソフトウェア発注
1 ものづくり現場で使われるソフトウェアの特異性
2 ものづくり現場とシステムベンダの残念な関係
第5章 やってしまいがちなこの行為が失敗を招く
1 失敗誘発行為とそのパターン
2 使ってはいけない情報を参考にする
3 開発者にしかわからないことに干渉する
4 受け取っても役に立たないものを求める
5 ソフトウェア開発の性質を理解しない
6 開発内容に合わない発注先を選ぶ
7 開発者との信頼関係を大事にしない
第6章 ソフトウェア開発者とのコミュニケーションの基本
1 コミュニケーションの重要性
2 メールでのコミュニケーションテクニック
3 発注先の選定とコミュニケーション
第7章 場面別コミュニケーションの実際
1 発注先が決まるまでのやり取り
2 開発序盤~中盤でのやり取り
3 開発終盤でのやり取り