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量子力学は、難解な内容を多く含むが、理工学の幅広い分野で量子力学に基づいた理解が求められることにより、理工系の多くの学科にとって基幹科目のひとつとなっている。また、微細技術、新材料、情報処理などの分野でその重要性が高まっている。本書は、最初の1、2学期で学ぶ入門部分を、1粒子の運動の記述を中心に簡潔にまとめている。まずSchrodinger方程式を導入して量子力学の基本原理を概観した後、量子力学特有の考え方に慣れ親しむために重要な調和振動子、井戸型ポテンシャルなどの代表的なポテンシャルのもとでの一体問題を取り扱っている。次に、量子力学を実際に使いこなすうえで有用な道具となるWKB近似、摂動論、変分法などの各種近似法の考え方を説明している。後半で、物質中の電子状態を特徴づけるうえで中心的な役割をはたす角運動量に関する議論をし、最後に、時間発展の問題、磁場下の電子の問題も取り扱っている。
量子力学は、難解な内容を多く含むが、理工学の幅広い分野で量子力学に基づいた理解が求められることにより、理工系の多くの学科にとって基幹科目のひとつとなっている。また、微細技術、新材料、情報処理などの分野でその重要性が高まっている。本書は、最初の1、2学期で学ぶ入門部分を、1粒子の運動の記述を中心に簡潔にまとめている。まずSchrodinger方程式を導入して量子力学の基本原理を概観した後、量子力学特有の考え方に慣れ親しむために重要な調和振動子、井戸型ポテンシャルなどの代表的なポテンシャルのもとでの一体問題を取り扱っている。次に、量子力学を実際に使いこなすうえで有用な道具となるWKB近似、摂動論、変分法などの各種近似法の考え方を説明している。後半で、物質中の電子状態を特徴づけるうえで中心的な役割をはたす角運動量に関する議論をし、最後に、時間発展の問題、磁場下の電子の問題も取り扱っている。