群と物理

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By 佐藤光

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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
群論は、結晶学で初めて使われ、その有効性が発揮されたのは、量子力学の問題を扱う強力な方法として1930年頃に提案されてからです。原子スペクトルの解析や分子・結晶の電子状態を扱う有効な方法として一世を風靡しました。素粒子の存在形態とその相互作用を記述する理論は標準理論といわれ、実験的にも非常に高い精度で検証されています。ガリレオ・ガリレイが"自然という書物は数学の言葉で書かれている"と述べましたが、それはまさに群論の言葉で書かれています。『パリティ物理学コース 物理数学特論 群と物理』を改訂した本書は、群論の概念を把握し、使うことができるようになることを目標としています。量子力学、ゲージ理論で重要なリー群とリー代数に重点を置いて解説しています。線形代数と微分・積分の基礎的な知識が必要ですが、わかりやすく初歩から書かれています。物理への応用は様々ありますが、力学、量子力学の基礎的な知識でわかる範囲になっています。また、リー群、リー代数の応用についても述べ、読者が新しい分野に群論を応用できるように、群の表現を構成するための具体的な方法が記された一冊です。
群と物理