イギリス人の国家観・自由観

ebook 丸善ライブラリー

By 名古忠行

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明治以来日本は、象徴天皇制や議員内閣制など、政治的先進国であるイギリスから政治上の知恵を数多く学んできた。しかし元々イギリスは征服と被征服を繰り返した歴史を持つほど元々好戦的な国民であり、それだけに血を流さずに平和的に争いを解決する方法として、論戦で勝敗を決する議会政治のしくみを発達させてきたのである。イギリスでは日本人が国家と称する政治体を「コモンウェルス」と呼び、モア、ロックやミル、ラスキらによってそのあるべき像が構想されてきた。また、政治の要諦である自由の実現と確保のため、ベンサム、グリーン、ホブハウスらは、様々な自由論を構築し、様々な政治システムを考え出してきた。本書はこうしたイギリス人の、特にアングロ・サクソンの政治的英知と底力とよぶべきものの変遷をたどることで、現代の日本人が自信の国家像を見いだすヒントを提供している。
イギリス人の国家観・自由観