※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
世界的変革の中、現代の宗教学も大きく変わったと言われます。数十年前に刊行された事典に比べ、その概念やアプローチなどが見直されなければならない必要に迫られています。これまでの学問的遺産は批判的に継承しつつ、今日の研究成果をふまえ、また隣接学問との境界も見直した新しい事典の誕生が多くの研究者から望まれていました。 本書「宗教学事典」は、教義、国家と宗教、暦、偶像崇拝、教育、芸能、宗教研究への視点など現代の宗教学の全貌を見渡せるテーマを厳選して解説します。ここ数十年、関心の高まっている環境、医療などの新領域に関しても扱いながら、宗教の基幹となる概念、比較方法を整理し、宗教学の今後の方向性を考察します。 宗教学を専門に学ぶ学生・教育者、研究者の方はもちろん、宗教に関連する諸領域を研究する方や宗教に興味をもたれている一般の方にとっても、大変役に立つレファレンスとして、「宗教学事典」を広くお奨めいたします。