健康長寿の人が毎日やっている腎臓にいいこと

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By 別府浩毅

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腎臓に不安が生じたら、
食事、栄養、生活習慣...どうすればいい?
GFRが60を切る前に必ず読む本。

◆本書「はじめに」より抜粋
 わたしたちのクリニックでは、日本人の「健康寿命の延伸」を目指し、薬や高度な医療機器による治療と並行して、患者さん自身が生活を振り返り、改善することを重視した医療を提供しています。
 日々心臓や脳、血管といった循環器や糖尿病の治療を行うなかで、一見腎臓は直接関わるものではないようにも思えますが、じつは切っても切れない関係なのです。
なぜなら、心臓が悪い人のほとんどは腎臓も悪く、腎臓の悪い人の半分は糖尿病が原因となっているからです。
 ところが、腎臓は人の身体を縁の下から支えている大切な臓器であるにもかかわらず、残念ながらなかなか注目されていません。
 診療にあたっていても、どれだけ重要な臓器であるのかを理解していただくことが難しく、患者さんに対して歯がゆい思いをすることも少なくありません...。
 腎臓はとくに、事前対応が大切な臓器です。
 腎臓が悪くなってから、つまりは人工透析に入る直前に「治してほしい」と言われても、元通りに治すことができません。
 「もう2~3年早く来院してもらえたらよかったのに...」 と思うケースが、とても多く見られます。
 だからこそ、本書を通じて腎臓の役割や価値を知っていただき、「腎機能が悪くなりはじめたら早い段階で治療に取り組みましょう」というメッセージを送りたいのです。
 たとえば、身体がむくむ、気だるさがある、息切れする、身体に変調を感じる、といった症状がある人は、腎機能が低下しているかもしれません。
 糖尿病の人、糖尿病予備軍の人も、腎臓に何らかの支障をきたしている可能性があります。
 このような症状がある方々は、ぜひ本書を読んでいただきたいのです。
 本書をきっかけに、腎臓とのいいお付き合いができる人が増えることを心より願っています。
健康長寿の人が毎日やっている腎臓にいいこと