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『犬と笛』は、芥川龍之介が1919年(大正8年)に発表した短編小説です。
昔、大和の国の葛城山の麓に、大そう笛が上手な髪長彦という若い木樵が住んでいました。
ある日のこと、いつもの通り、とある大木の根がたに腰をおろしながら笛を吹いていると、
その笛の音に誘われて葛城山の神たちがやって来ます。
髪長彦は三人の神から、それぞれ一匹ずつ犬を貰い受けることになります。
三匹の犬の名は「嗅げ」「飛べ」「噛め」 といいます。
髪長彦はこの三匹の犬を連れて、囚われの身となり
行方の知れなくなったお姫様を探す旅にでます。
はたして髪長彦はお姫様を救い出すことができるのか!?