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戦後3回目の景気循環の「黄金サイクル」を受け、2010年前後にかけての景気拡大と
日本株の上昇を見込みます。この20年に一度の上昇局面を取りに行く上では、
「農耕民族型」の低位株投資戦略に勝るものなしと、信念を持ってそう考えます・・・。
私は2010年前後にかけての国内景気・株式市場について、非常に楽観的な見方をしています。
具体的には「日本の景気循環は『第三の黄金サイクル』に突入し、それが国内の株式市場に
ポジティブな効果をもたらし、結果として株価は2010年前後にかけて上昇する
公算が大」と考えているわけです。
バブル崩壊後十数年を経て、冬の時代を余儀なくされていた株式市場は、
ついに雪解けを迎えました。まさに株式投資の季節到来であるわけですが、
そう考える背景についてまず説明します。次に来るべき上昇相場をどのように取るのか?
この問いに対し私は、明快な回答を持っています。満を持して、
「農耕民族型投資戦略」と呼んでいる投資戦略をご紹介します。(――本文抜粋より)
目次
第一章 三つの極論
第二章 第三の黄金サイクル
第三章 農耕民族型投資戦略
第四章 主要投資尺度の累積パフォーマンス分析
第五章 農耕民族型投資戦略の実践
第六章 【定量的判断】による「農耕民族型」銘柄スクリーニング
第七章 【定性的判断】による投資銘柄選別のポイント
第八章 上昇相場における調整局面の分析 (2006年前半のケース)
■著者紹介
浜口準之助(はまぐちじゅんのすけ)
十数年にわたり機関投資家のファンドマネージャーとして株式運用に従事。銀行、投信投資顧問会社などの大手運用機関にて主に年金資金の株式運用を行う。蓄積されたさまざまな運用ノウハウを総動員し、この上なく厳しい株式運用パフォーマンス競争を勝ち抜き、長年にわたりファンドマネージャーとして生き残る。「醍醐味に満ちたライフワークとして、株式投資に勝るものなし」「この株浸りの人生、これこそ『男子の本懐』」との基本観から、個人投資家にも実践的な株式投資手法の研究を続けている。社団法人日本証券アナリスト協会検定会員