天使猫のいる部屋

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By 薄井ゆうじ

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液晶画面の中で育てるペット、電子猫は大ヒットした。『天使猫』という愛称で呼ばれるようになってテレビCMにも登場した。だがあの猫は、いつかは死ぬ。不摂生をすれば肥満にもなるし、病気にもなる。エサをやらなければ、飢える。それに、電子猫には老衰による自然死がプログラムに組みこまれているのだ。開発者であるサムは、その条件だけは譲らなかった。こうして電子猫は人間社会に大きな影響を与えたが、サムにはさらなる構想があった。誰にも明かさず、彼が密かに開発を進めていた「実験」とは......。
●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。
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