看とりのグリーフケア ~看とられる人と看とる人を救う心のケア~

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By 近藤和子

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「看とり」とは、命の最期を迎えた人のそばに居て、心身の苦痛を和らげるケアをしながら息を引き取るまで見守ることです。
私たち医療職は「人は必ず死ぬ。人生は一度きり。いつ死ぬかは本当にわからない」という現実を日々体験します。
だからこそ、生老病死にまつわるさまざまな喪失体験を意識して対処を重ね、自分の中に確かな死生観を育ていく必要があります。「看とり」のグリーフケアには、この死生観をもつことがとても重要です。
本書は、「看とり」のグリーフケアについて、自身の家族の看とりや医療現場での実践、公益財団法人日本尊厳死協会の理事として、ご遺族の声を聴く日々の中で思い至ったこれまでの経験や知識を全てお伝えしています。
私たち、医療職のひとりひとりが、看とりのそのときにこそ「あなたに看とられたい」と、選択される人になれるように、心の準備を日々整えていきましょう。
医療職である皆さんの働きの中で生かし、自分自身のストレスマネジメントに少しでも役立てていただけたら幸いです。
【著者プロフィール】
近藤和子
公益財団法人日本尊厳死協会 理事/マザーリング&ライフマネジメント研究所 所長/みんなのMITORI研究会 代表
東京大学医学部附属看護学校卒業。看護師、養護教諭、株式会社生活科学研究所担当部長など歴任。その後、東京大学医学部附属病院接遇向上センター顧問や、「マザーリング&ライフマネジメント研究所」「みんなのMITORI研究会」を設立。公益財団法人日本尊厳死協会の理事を務める。「自然な看とりと在宅医療のすすめ」を提唱、「2025年問題」に取り組む。「看とりのドゥーラ(マザーリング)」「育児のドゥーラ(マザーリング・ザ・マザー)」の育成にも力を注いでいる。「マザーリング」「エモーショナルサポート」を軸に、女性保健医療の立場から女性の生き方・家族のあり方、介護・看護職向けに「介護・医療接遇」に関する講演・執筆・研修などを行う。著書に、『介護の悩みQ&A 介護者の心とからだの健康管理』(法研)、『事例で学ぶ介護の話』(日本技能教育開発センター)、『はじめての医療接遇』(ごきげんビジネス出版)など多数。
看とりのグリーフケア ~看とられる人と看とる人を救う心のケア~