3つのスローガンをベースに、いのちとはどういうものか、自分の役割を果たすとはどういうことかを解説しながら、「今」と「ここ」に重心を乗せた生き方（図参照）を説く。

後半は、ロンダ・バーンの『ザ・シークレット』を紹介し、大敬流思いの実現法の観点から、引き寄せの法則をわかりやすく解説し、思いを実現させるコツを説く。

【主なお話】

・3つのスローガン①「明るくて、温かくて、潤いのある、安心できる場をつくろう」 ・心配いらない、安心すると勝手に伸びていく。

・植物に囲まれた環境が大切。植物は自他の区別がなく、傷ついたものを癒そうとする。

・教育、子育てのポイントは？

・3つのスローガン²「リーダーシップよりメンバーシップ」

・役割に大小、軽重はない。誠実にその役割を果たすことが大切。

・役割を果たしているところに、自分がある。「今」と「ここ」ごとに、役割は変わっていく。

・3つのスローガン③「自分が自分であること以上に尊いことはない」

・思いの実現法を使っても、思いを実現できないのはなぜ？

・自分が自分という存在を受け入れ、自分を愛する。そのためには、坐禅がいちばん。坐禅は「今」と「ここ」に落ち着く方法である。

・倩女離魂（せいじょりこん）の公案に学ぶこと。

・自分はない。あるのはいのちの運びだけで。これを自分として感じている。

・創造の3段階のプロセス。

・信じるとは？

本巻は「元気アップ禅の会」第199回（2014年5月）でのお話を編集した。

講演50分。

講演者：立花大敬（たちばなだいけい）

1948年大阪生まれ。大阪大学にて生物工学を研究。19歳（大学在学中）で禅に入門。以後、曹洞宗、臨済宗の諸老師に指導を受けてきた。42歳で天命を知る。48歳で≪しあわせ通信≫を開始。著述、講演活動を展開中。「本心庵」から書籍化された『しあわせ通信』シリーズは、一般書店には並べていないにもかかわらず、現在、第十集まで刊行されるほどのロングセラーとなった。